タンポポコーヒー、タンポポ茶と言えば、カフェインを控える妊婦さんや授乳中のお母さんがコーヒーの代わりに飲む、ポピュラーな飲み物です。
血流をよくして母乳の出もよくすることで知られていますが、
実は、タンポポの効能は産前産後のコーヒーの代用だけにとどまりません
タンポポの根っこや葉っぱは紀元前から肝臓や腎臓の薬、強壮剤として長い間使われています
今回は、タンポポ根や葉っぱのすごい健康効果を調べたのでシェアしたいと思います。
タンポポの成分・効果
タンポポの根や葉っぱには健康を促進する
カルシウム、リン酸、ビタミンA,B1,C、K、葉酸、鉄分、食物繊維、カリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれます。
体を温める効果をもちながら、不要なものを体外に排出する、とても優れたハーブです。
他にも、血行を促進、浄血、利尿、ホルモン分泌促進、解熱、解毒、炎症などに良いとされています。
タンポポ根、葉っぱのすごい7つの効能
1. がん細胞と戦う
タンポポ根は抗がん作用があり、がん予防だけでなく、がんの治療にも効果があるとの研究結果が発表されています。
特に効果があるとされているのは、
肝臓がん
白血病
乳がん
すい臓がん
食道がん
前立腺がん
皮膚がん
大腸がん
皮膚がんに関しては、2011年のカナダでの医学研究で、がん細胞にタンポポ抽出物を投与して48時間で、がん細胞が消え始める効果があらわれました。
また、オンコターゲットという医療研究機関の研究によると、大腸がんの細胞にタンポポ抽出物を投与後48時間で95パーセントのがん細胞が死滅したという結果も出ています。
2. 肝機能、腎機能を健康に保つ
肝臓は血液を貯蔵したり、血液や気を体に巡らせたり、解毒したりとたくさんの機能を担っています
タンポポ根は肝の強壮を助け、肝にダメージを与えるフリーラジカルなどの活性酸素から守る働きをします
中国やインド、ロシアでもタンポポ根は古くから肝臓の炎症を抑えたりする薬として使われてきました
デトックス効果にもとても優れていて、韓国での研究では、アルコールの摂取によってダメージを受けた肝臓の回復を早めることが分かっています
また、タンポポ根に含まれるタラキサステロールという成分が胆汁を増加させ消化を促進する効果があります
タンポポは体を温める効果があるので、冷えに弱い肝臓を守る役割もします。
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腎蔵は膀胱とともに水分の代謝を行い、過剰な水分を排出します。
フランスではタンポポのことを「おねしょハーブ」とも呼ばれるくらい利尿作用が強く、腎臓や膀胱の働きを助け、むくみの原因となる、体内の過剰な水分を排出する効果があります。
特に、タンポポの葉っぱに強い利尿作用があるようで、アメリカ先住民には何世紀もの間、腎臓病の薬としてタンポポが使われていました。
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3. 排便など消化器系の健康をサポート
タンポポ根にはイヌリンという水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
イヌリンは、便秘に効果的で、からだを温めて血液の循環を良くし排便を促す効果があり、便秘解消に効果的と言われています。
便秘以外にも
血糖値のコントロール
血中の糖分の吸収を抑える
コレステロールを下げる
胃痛
胸やけ
痔
逆流性食道炎
など、消化を助けるハーブとして古くから摂取されています
4. 骨の強化
タンポポ根には、カルシウムのほかに、骨を強くする働きがあるビタミンKが豊富に含まれています
ビタミンKは体内のたんぱくと結びつくことによって、骨を強くするのに不可欠な栄養素と言われています
5. 皮膚を健康に保つ
抗酸化作用があるため、肌の老化の原因となる、
また、抗菌効果もあるので、ニキビなどの肌の炎症を抑えたり、予防する効果が期待されます
6. 免疫をサポートしてバクテリアと戦う
この項目については研究段階であるようですが、
タンポポには抗炎症効果、抗ウィルス効果があるとされていて、免疫をサポートしてウィルスやバクテリアなどの感染から守る役割をと言われています。
予防だけでなく、風邪やインフルエンザなどに感染した後でもタンポポを摂取すると、回復が早まります
またアイルランドの研究では、タンポポ根がブドウ球菌の増進を抑制する働きがあり、食中毒の治療にも効果的である可能性があると発表しました。
7. 女性の強い味方!
冒頭でも触れたように、産前産後のカフェインを避けたい時期にはコーヒーの代わりとしてよく飲まれるタンポポ茶、タンポポコーヒーですが
あらゆる世代の女性特有の、PMS、月経不順や月経痛、更年期障害などにも効果があると言われています。
エストロゲンは女性にとってとても重要なホルモンですが、エストロゲンレベルが少なくても、多くても問題であると言われています。
エストロゲンを積極的に増やそうとする女性は結構多く、タンポポにも植物性エストロゲンが含まれていますが、エストロゲンが多くなると甲状腺ホルモンや副腎ホルモンにも大きく影響を及ぼします
鬱っぽい
イライラ
体重の増加
疲労
月経が重い
不眠
甲状腺異常
排卵異常
むくみ
などの悩みがある方は、実はエストロゲンが過剰なのかもしれません。
タンポポのすごいところは、エストロゲンを増やすだけではなく、過剰になったエストロゲンを体外へ排出して、バランスと整える働きもあるんです!!
エストロゲンは肝機能とも大きく関係しているので、肝臓を強くすることが女性ホルモンのバランスをよくすることにつながっていると言われます。
おすすめタンポポ茶と注意点
健康効果の高いタンポポなので、有機や無農薬が断然おススメです
糖尿病や肝臓、腎臓、胆のうなどの薬を服用している方は医師に相談してください
また、過敏性腸症候群(下痢型)や、デイジー、カモミールなどにアレルギーがある方は避けてください
お湯を少なめにするとかなり濃いコーヒーっぽい味を楽しめます。
わたしは、お湯は400mlタンブラーにティーバッグを長いこと入れて半日かけて飲んでいます。
これもかなり濃いコーヒーぽさを楽しめます。iHeabでも初回割引やお得な時期では結構お手頃価格で買えます
まとめ
わたしも妊娠中や授乳中に愛飲していましたが、コーヒーの代わり以上の効果効能を知って、また飲み始めて3袋目、リピート中です。
個人的には、
便通がよくなった
体重は一年前からマイナス1.5~2㎏をキープ
イライラが減った
PMS的な症状はあるものの、頭痛や下腹部痛はかなり減った
このような効果がえられました!
もちろん長年悩んだ便秘には過去の自分と向き合うシャドーワークをしたり、運動を心がけたりしているのもありますが、
プレ更年期の今は、やっぱりホルモンバランスに気を付けてタンポポ茶を続けていこうと思います。
陰陽五行(木)の記事でも書きましたが、女性にとって肝臓は本当に大事。
改めてそう思いました。
だけど、タンポポをはじめとする植物やハーブのすごさを知れて、毎回感動と感謝の気持ちです
妊活をサポートするハーブとしても人気がありますが、古代から薬として愛用され、現代でもなお、絶滅することなくどんな環境でも適応して、根を下ろかわいらしい花や綿毛に育つタンポポの生命力、繁殖力、適応力は、すごく象徴的だなと思いました。
癒しのパワーはちゃんと母なる地球が与えてくれているんですね
やっぱり「すでにある」「すべてある」とはこんなことなんだなと改めて学びになりました。
今回もありがとうございました。
参考サイト
https://www.mindbodygreen.com/articles/benefits-of-dandelion-root-tea
https://www.myteadrop.com/blogs/news/dandelion-tea-benefits
https://draxe.com/nutrition/dandelion-root/
https://naturaltaomedical.com/2017/12/dandelion-root/
More Than Just A Weed: How to Use Dandelion For Detox and Hormones - HormonesBalance.com
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